夏に比べて冬はフードの量を増やすべきと聞いたことがありますが、本当でしょうか
完全室内飼いでもフードの量を調節すべきですか。
(柴犬マロたん 質問者:minappleさん)
皮下脂肪の少ない犬種は、冬はフードの量を増やしてもよいでしょう。
冬は体温を維持するために、脂肪を燃焼させるので痩せやすくなります。
脂肪の少ない犬種とは、ドーベルマンやミニチュアピンシャー、イアタリアングレーハウンドなどです。柴犬はこれらの犬に比べると皮下脂肪はありますね。また、完全室内飼いの場合は、気温変化も少ないので、わんちゃんの様子をよく見ながら、自然と痩せてくる場合は、食事量を増やすことをお勧めします。
一方で冬は脂肪を貯め込みやすい季節でもあります。
室内で暮らす犬は、外気などの冷たい空気に触れることが少なく体温が一定に保たれるため、体内でなかなか脂肪燃焼をしません。少しずつ体重が増えてくる場合にも、食事量を減らしたり運動量を増やしたりするなど、体重を一定に保てるように、調整してあげましょう。
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回答者のプロフィール
Team HOPE Founder、犬山動物総合医療センター代表
太田 亟慈(じょうじ)
一般社団法人Team HOPE Founder、犬山動物総合医療センター代表 獣医師 獣医学博士 D.V.M. Ph.D 動物病院業界も大きく変わり、獣医療も日進月歩の速さで進んでいます。 動物たちが「健康で美しく長生きできる社会」を目指して、 医療だけではなく様々な形で社会に貢献したいと考えております。