子犬がいつもトイレを失敗します。どうしたらうまくしつけられますか?
子犬をもらって4カ月になります。留守番の時はケージに入れていますが、帰って来るといつも中はオシッコでぐしょぐしょ。いくら叱ってもなおりません。家にいる時も、よくカーペットの上で粗相して大変です。どうしたらいいですか?(MIX、7カ月 ♀)
失敗しても決して叱らないでください。ペットシーツまで連れて行き、上手にできたら褒めてあげましょう。
大切なのは、失敗したときに決して叱ってはいけない
新しい家族としてペットを迎えたとき、まず困るのがトイレのしつけではないでしょうか。
トイレのしつけで重要なのは、失敗したときに決して叱ってはいけないということです。失敗を責めてしまうと、飼い主に隠れて排泄するようになってしまうからです。その場でくるくると回るなどの様子が見られたらトイレに連れて行き、排泄用のペットシーツの上で用を足すことができたら、すぐに褒めてあげてください。少し大げさなくらいに褒めるのがポイントです。
一方、粗相しているところを見つけたときは、ぐっと我慢です。叱らずにトイレまで連れて行き、終わったら褒める。粗相をしたことを責めるより、トイレで排泄できたことを褒めるのです。繰り返すことで、トイレでの排泄は飼い主が喜ぶことだと学びます。失敗した場合も、そっと片づけましょう。
トイレの設置場所も大切!
また、トイレの設置場所もポイントです。子犬は、ペットシーツの場所を足の裏の感覚で覚えるため、マットやじゅうたんなど、ペットシーツと感触が似た場所はトイレと間違えやすいです。フローリングなど、堅い場所がいいでしょう。
便や尿などの排泄物は体調の変化を教えてくれるシグナルでもあります。色や固さ、回数など、日々の様子は飼い主にしか分からないので、記録しておくことよいでしょう。
排泄物がいつもと違う場合、獣医師に相談してみてくださいね。
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回答者のプロフィール
Team HOPE関東地区委員長、王禅寺ペットクリニック代表
川瀬英嗣
Team HOPE関東地区委員長。王禅寺ペットクリニック代表。大学卒業後、国家公務員、新聞記者、研究者を経て、2000年に川崎市麻生区に王禅寺ペットクリニックを開業。安心して動物との生活を楽しんでいただく地域づくりを目指し、24時間年中無休の診療を行っている。