猫の肥満について知りたいです。

肥満が原因で猫がかかりやすくなる病気はありますか?普段から肥満にならないためにはどうしたらよいのか知りたいです。(ぷーちゃん マンチカン 8歳)

肥満は様々な病気の原因になります

肥満になると尿石や糖尿病、関節疾患などにかかる確率が高くなります。
肥満猫は、適正体重の猫と比べ、糖尿病になる確率が4倍、関節疾患になる確率が5倍高くなると言われています。また、肥満猫は運動不足になりがちなので、結果として飲水量が低下し、尿石になりやすくなるとも言われています。肥満にならないように日頃から気を遣うことはとても大切です。

食事管理と運動が予防のポイント

肥満予防のポイントは、食事管理と適度な運動です。

食事についてですが、普段与えているフードに関して給与量の目安があると思いますが、あくまで目安ですので個体差に応じた調整を意識する必要があります。猫のカロリー要求量は年齢でも変わりますし、避妊・去勢手術の前後でも変わってきます。定期的に体重をチェックし、もし肥満気味になるのであれば食事の量やフードの種類を変えることを検討してください。ただし、必要な栄養素が取れなくては本末転倒ですので、フードの調整については動物病院にご相談されることをお勧めします。

また、1日2~3回程度遊んであげることで、運動量を維持しましょう。

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にゃんにゃん応援団 「ぷーちゃん」

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家庭で健康管理食事で健康管理
回答者のプロフィール
Team HOPE中部地区 もりやま犬と猫の病院 院長
淺井 亮太

愛知県瀬戸市出身。 学生時代は野生動物・野鳥観察、カヌースラローム(元国体選手神奈川県代表・北海道代表)をはじめとするアウトドアスポーツ全般に注力。現在動物医療センターもりやま犬と猫の病院を中心に愛知県下にて3病院を運営。また、地域の皆さまに親しまれる動物病院作りを目指しており、選ばれる動物病院になるように日々精進している。