初めて子猫が来た時に注意することは?

友人宅から子猫を引き取ることになりました。とても楽しみですが、これまで猫と暮らした経験がないので、少し不安です。

子猫が環境に慣れるまで、最初はそっとしてあげて。身近で起きやすい事故に気をつけましょう。慣れてきたら、かかりつけの動物病院を探して、わからないことがあれば相談しましょう。

 

慣れるまでそっと見守る

初めて子猫を自宅に迎え入れるときの喜びはひとしおでしょう。待ちに待ったペットですから。
ただし、子猫が自宅などの環境に慣れるまではそっとしてあげてください。子猫は頑張って遊び過ぎることがよくあります。その疲れや環境の変化で、食欲不振や下痢などの症状が出ることがあります。1~2週間はできるだけサークルやケージ内で生活させ、徐々に行動範囲を広げていくと良いでしょう。

事故に注意

環境に慣れてくると子猫は活発になり、予期せぬ事故が起きることがあります。子猫の場合は、長いヒモ類やユリ科植物などを食べると大変危険です。
また、猫は敏捷で高いところから落ちても怪我しないと思うかもしれませんが、体勢を整える時間がなかったり、着地する場所が滑りやすかったりすると骨折する危険もあります。注意してください。

かかりつけの動物病院を探す

環境に慣れたら、かかりつけになる動物病院を探しましょう。先天性疾患の有無やワクチン接種、突然の事故時の相談、不妊手術の相談など動物病院との関係はとても大切です。飼育相談や健康相談もできるホームドクターを見つけることがポイントです。

ペット保険について考える

獣医療が高度化し、治療費も高額になる傾向にあります。ある保険会社の調査では、病気やケガでの治療費は年間、犬で5万7822円、猫で3万5749円でした。現在ではペット保険もさまざまなタイプがありますので、よく調べて保険に加入するのも一つの方法です。
ペットとの暮らしは最初、戸惑いの連続かもしれません。しかし十分に慣れてしまえば家族の一員として楽しい生活が送れることでしょう。

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設問カテゴリ
幼齢期
回答者のプロフィール
Team HOPE東北地区委員、Dog&Cat Hospital GALFAR
小泉 信輝

当院は犬猫を中心に幅広く診察しておりますが特に整形外科・神経外科疾患に力を入れています。 仙台市内だけでなく市外からもご紹介を頂き日々骨折手術や神経外科手術を行い、また動物管理センターとの連携により不幸にも交通事故にあった飼い主不明の犬猫の骨折疾患も治療のお手伝いをしております。