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ペットの健康コラム

 ペットと暮らす獣医師からのアドバイス(70)
上手に褒めるポイントは

毎週金曜日に産経新聞の生活面に掲載される、Team HOPE獣医師のリレーコラム、第70回目が掲載されました。  

Team HOPE沖縄地区、赤瓦動物病院院長 新里健 がお伝えします。 

 

 寒さがひとしお身にしみるこの頃、犬や猫などのペットと室内でいっしょに過ごす時間が増えているのではないでしょうか。寒さで外に出る機会が少なくなるこの時期には、ペットの問題行動に頭を痛めている飼い主さんも多いかと思います。

 問題行動の対処方法として「褒める」と「叱る」の2通りの方法がありますが、叱ってしつける飼い主さんがおそらく多いのではないでしょうか?

 人も、動物も、褒めることは、意外と難しいものです。今回は動物を褒めてしつけるコツをご紹介したいと思います。動物は叱ると問題行動がエスカレートするケースが多くあるので、たくさん褒めて問題行動を改善していきましょう。ポイントは、①積極的に褒めどころを探すこと②メリハリをつけて褒めるタイミングを見極めること③ご褒美ランキングをつくること―の3つです。

 まず①ですが、知らない人が自宅を訪ねてきても静かにしていたり、チャイムや雷など大きな音が鳴ってもほえなかったりしたときは、すぐに褒めてあげましょう。きれいに用を足したときなど何げない行動にも絶えず目をむけて褒めていくことで、将来起こりうるであろう問題行動を予防することにつながります。

 そのときには②を思い出してください。飼い主さんが声のトーンや表情などに普段と異なるメリハリをつけることがポイントです。ペットが褒められたと、しっかり認識できることが重要となります。

 そして③です。おやつというアイテムが役立ちます。与えるおやつにランキングをつけていき、ペットが頑張って我慢したときには、一番お気に入りのおやつを与えるなどして、飽きさせないことが大事です。ただし、与え過ぎにはご注意ください。(チームホープ、赤瓦動物病院院長 新里健)
 

 (産経新聞 平成30年2月2日付)