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ペットの健康コラム

ペットと暮らす獣医師からのアドバイス(35) しっぽで分かる犬の気持ち

毎週金曜日に産経新聞の生活面に掲載される、Team HOPE獣医師のリレーコラム、第35回目が掲載されました。
Team HOPE関東地区 関内動物クリニック 小澤真希子 同クリニック顧問 牛草貴博 がお伝えします。

ペットは言葉を話せませんが、代わりにしぐさでさまざまな気持ちを表しています。尻尾の動きには特に気持ちが反映されています。みなさんは尻尾の動きの意味をいくつご存じですか?

 犬がうれしいときに尻尾を振るというのは、よく知られている話です。家族が帰宅したときや、おいしいご飯をもらうときなどには、犬はうれしい気持ちや友好的な気持ちを表して尻尾を振ります。

 このようなとき、犬の身体はリラックスして、よく見ると尻尾と一緒にお尻が振れていることや、口角が緩んで笑ったような顔になっていることもあります。

 しかし、犬はうれしくないときにも尻尾を振ることがあります。例えば、見知らぬ犬など脅威と感じるものを見つけ興奮しているときや、不安を感じて自分を落ち着かせようとしているときなど。

 そのようなときは尻尾を振りながらも、体がこわばっていたり、目を見開いて相手を凝視していたり、どこかリラックスできていない様子がみられます。

 尻尾を上げる高さは、自信や興奮の度合いを表します。尻尾を高い位置で振っているときは、うれしさであっても興奮であっても、自信満々で強気です。不安や弱気になってくると徐々に尻尾は下がって、最終的に怖い、逃げたいという気持ちになると、尻尾を足の間に巻き込みます。

 気をつけなければならないのは、尻尾を下げている原因が身体の異常のときもあるということです。具合が悪いと犬は尻尾を下げることがあります。不安になる原因や怖いものがないのにいつもより下がっているときは、動物病院で健康状態を確認してもらうようにしましょう。

 (産経新聞 平成29年5月19日付)

 

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