アステール動物病院
さらに進化した全員参加型キャンペーン
9月頃から準備を開始。看護師が去年のキャンペーンの振り返りをまとめ、それを参考にして話し合った。
前回同様、3班に分かれてスタッフ全員が参加した。マニュアル班、DM班、告知班の3班に分かれて(+報告書班)、各班4〜5人で担当。話し合いがしやすいように、なるべく出勤が重なるスタッフで組んだ。
病院のプロフィール
所在地 | 埼玉県川口市西青木 |
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ホームページ | https://aster-ah.com |
開院年 | 2010年 |
獣医師・看護師数 | 獣医師4名 動物看護師7名 |
健診キャンペーン参加 | 2020年〜 |
コンテスト参加 | 2020年〜 2021年準グランプリ |
健診実施数 | 2021年10月 28件(犬14件、猫14件)←2020年10月 19件(犬12件、猫7件) *Team HOPE健診8項目以上の健診が対象 |
評価ポイント |
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マニュアル班・・・前年度から大幅リニューアル
前年から大幅にリニューアルして、完成度の高いマニュアルに。
月2回のスタッフミーティングで出た意見や実際にやってみないとわからないことなど、運用中に出てきた問題点は、スタッフが各々付箋を貼って記入していった。
健診コースの内容
3つの健診コースの内容と料金を明確に記入して一覧にした。
受診の流れ
予約方法、当日の預かりから退院、結果報告の流れを大まかにそれぞれ時系列でまとめて次の手順を理解できるようにし、補足や細かい説明は同じページ内に時系列とは別にしてまとめた。
DM班・・・よりわかりやすく効率的に
新しくDM班を結成。昨年の年齢別受診者件数を調べたり、ハガキのデザイン考案や印刷作業を協力したりして効率よく行うことができた。
- 【シニアに重点】
件数が多いので、特にシニアに重点的に送った。 - 【一斉発送】
前回はハガキを前半、後半に分けて送っていたが、後半の方は予約が取りにくくなってしまったので、反省を踏まえて、今年は早めに印刷、9月中に700通以上を一斉に送った。 - 【デザインに工夫】
コースの内容や価格がわかりやすいように、デザインを工夫。
DMにより電話の問い合わせが増えた。診察を終えて予約をするご家族さまも多く、獣医師も声かけを行った。
告知班・・・受診した猫ちゃんがポスターのモデルに
前年はぎりぎりになって作業したため余裕を持って早めに準備。前回より「華やかに」「丁寧に」仕上げるように心がけた。待合の壁だけでなく、写真立てを使ってテーブルに掲示して、よりご家族さまが見やすいように工夫した。
受診した猫の様子を撮影してポスターに
新しい試みとして、ご家族さまに協力してもらい実際に受診した猫ちゃんの写真を撮影。健診の流れを具体的に説明するポスターを作った。キャンペーン期間中に作成。モデルになった猫ちゃんのご家族さまはとても喜んでくれた。
受診数の掲示
「月別の健診受診数」と、「今日までの受診件数」を掲示。
「今日までの受診件数」は、写真立てを利用してパンフ類が置いてあるテーブルに設置した。受診件数をご家族さまに伝えることで、「自分も受けてみよう!」という気持ちになってもらえるように促した。
秋の健康診断ポスター
ポスターの「メリット」や「こんな症状」の内容は前回と同様に。
こんな症状のイラストは、あまり辛そうな印象を与えないように、「困ったなあ」くらいの表情にした。
「メリット」 |
「こんな症状」 |
「健診Q&A」 |
「健診の流れ」 |
「検診コースの紹介」 |
ポスターの作成者 小林さん(受付)前回、準グランプリをいただいたので、今回も受賞するぞという目標が一番のモチベーションになっていました。また、去年と比較することが、スタッフのモチベーションに繋がったと感じます。 明らかに去年より秋健診に興味を持ってくださるご家族さまが増えていると実感できました。ご家族さまのほっとしたお顔を拝見できたり、感謝の言葉を頂いたりして、純粋に嬉しかったです。 ワンちゃん猫ちゃんのためにもご家族さまの知りたい情報を伝えて、より良いものを作っていきたいです。掲示物の内容が前回と同じになってしまった部分があるので、次回は新しい内容や情報を取り入れて、クオリティアップを目指したいと思います。 |
猫の受診件数増
猫の健診件数が前回の7件から14件に倍増。特に力を入れたわけではないが、スタッフ全員が協力して、獣医師もすすめたので、件数が上がったようだ。病院嫌いで来院がむずかしい子の場合、事前にガバペンをお渡しして、受診ストレスを減らすように工夫している。
松尾 英治 院長のコメント
前回から、診療に直接携わらない受付やトリマーさんも含めてスタッフ全員で健診キャンペーンに取り組んでいます。年々、スタッフがより動きやすい形になってきていると思います。
ご家族さまが「こんなはずではなかった」と後で後悔することがなくなるように、ご家族さまもペットも動物病院もみんながハッピーになれるように、今後も健診を進めていきたいと思います。