温度や湿度によって、病気を発症したり、悪化させたりすることがあります。
犬にとってのベストな室温・湿度を保つように心がけましょう。
冬場の低温や乾燥は、皮膚病や呼吸器、循環器疾患の悪化に注意が必要です。また飲水量が少なくなったり活動量が減ったりすることで、膀胱炎になることもあります。逆に高温多湿が続くとは皮膚病の悪化や熱中症の危険が高まります。
暖房する場合は、エアコンや暖房器具の温風が直接あたらないように気をつけてあげましょう。電気カーペットやカイロなどは低温やけどになることがありますので、長時間、直接皮膚にふれないようにしてください。また暖房する際は空気が乾燥しますので、加湿器を使って湿度を最適に保つことを忘れずに。加湿器がない時は、室内にぬれたバスタオルを干しておくことでも代用できます。
一般社団法人Team HOPE代表、犬山動物総合医療センター代表 獣医師 獣医学博士 D.V.M. Ph.D 動物病院業界も大きく変わり、獣医療も日進月歩の速さで進んでいます。 動物たちが「健康で美しく長生きできる社会」を目指して、 医療だけではなく様々な形で社会に貢献したいと考えております。