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健康相談室

昔はフィラリアで死ぬ犬が多かったというのは本当ですか? 予防薬を飲めば大丈夫なの?

祖母が「昔はフィラリアにかかって死ぬ犬が多かった」と言っていましたが、フィラリアってそんなにこわい病気なの? 予防の薬を飲めば大丈夫ですか? (チワワ 4歳 ♀)

回答

フィラリア症は、犬にとって命に関わるとても危険な病気です。
でも現在では、予防薬でほぼ完全に防ぐことができます。

診療を行っていると、最近は昔に比べてフィラリア症自体は減少傾向にあると感じます。しかし残念なことに、予防を怠ったためにフィラリア症にかかってしまった犬が、毎年数十頭ほど来院します。中には、「しっかりと予防さえできていれば、命を落とさずに済んだのに…」と悔しい思いをするケースもあります。

フィラリア症は、蚊を媒介にして、フィラリアという寄生虫が犬の体内に入り込んで起こります。体内に入ったフィラリアは成長を続け、やがて長さが10~30㌢の糸状の成虫になります。たくさんの成虫が寄生すると、心臓につながる血管を塞ぎ、呼吸困難などを伴う急性症状が出て、最悪の場合、死に至ります。

恐ろしい病気ではありますが、現在では予防薬でほぼ完全に防ぐことができるようになりました。最もポピュラーなのは飲み薬で、蚊が飛び始める1カ月前から、蚊がいなくなった後の1カ月の期間、月に1回飲ませます。飲み薬を嫌がる犬のために、滴下剤や注射タイプもあります。

重要なのは、それぞれの犬に合ったタイプの薬を選んで、適切な期間継続して与えることです。かかりつけの獣医師と相談してみてください

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回答者のプロフィール
Team HOPE中四国地区委員、だて動物病院
伊達成寿

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