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健康相談室

狂犬病の注射は、毎年受けないといけないのですか?

毎年、春になると保健所から狂犬病の予防接種のお知らせが来ますが、うちの犬は注射が嫌いで大騒ぎするので、できれば連れて行きたくないです。狂犬病が発生したという話も聞かないし、どうして毎年注射を受けなければいけないのですか?(柴 6歳 ♂)

回答

狂犬病は、致死率100%の大変こわい病気です。
感染を防ぐために、必ず予防接種を受けてください。

狂犬病 予防注射

狂犬病は、国内では60年近く感染例がないので、身近な病気ではなくなりましたね。でも、発症後の致死率は100%という大変こわい病気です。犬から犬はもちろん、人をはじめすべての哺乳類に感染するといわれていて、アジアでは、現在でも年間数万人もの人がこの病気で亡くなっています。

この恐ろしい病気を防ぐために、日本では、生後90日を超えたすべての犬に登録と予防接種が義務付けられています。ところが、最近は狂犬病が身近でなくなったためか、接種率がどんどん下がっています。現在、登録されていない犬を含めると、接種率は半数にも満たないと言われています。このままではもし今、狂犬病が海外から持ち込まれるなどしたら、感染がどんどん広がって、命を落とす人が出てしまうかもしれません。

大切なペットを守るためにも、感染の拡大を防ぐためにも、飼い主の皆さんは責任を持って予防接種を受けさせてください。ただ、狂犬病の予防接種には、副作用がないとはいえません。接種する際には、必ずかかりつけの獣医師に相談しましょう。年1回の接種を目標にしてほしいと思います。 

設問カテゴリ
健康管理
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回答者のプロフィール
Team HOPE中四国地区委員、やさか動物病院長
大石太郎

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