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新型コロナウイルス関連 ペットの健康相談室

新型コロナウイルスに関連して、ご家族さまがペットの健康について不安や心配を感じている点をまとめました。

 ※この内容は2020年4月23日時点の情報に基づいて作成しています。今後、新しく得られた情報により内容が更新されることがあります。

新型コロナウイルスはペットにうつりますか?

新型コロナウイルスはペットにうつりますか?
犬を飼い始めましたが、新型コロナウイルスが自分のペットにうつるかどうかが心配です。

これまでのところ、海外では新型コロナウイルスに感染したヒトから犬、猫が感染したと考えられる事例が数例報告されています。
また、動物園のトラでの感染(飼育員から感染したと推察されている)事例も報告されています。
猫では発症していますが軽症で直ぐに治癒しています。犬では発症していません。ペットへの感染は少数例が報告されていますが、特殊な例で基本的には感染はしません。
しかしウイルスは変異しますので今後の状況を注意して観察してください。

参考:厚生労働省HP

ペットから人に新型コロナウイルスが感染した事例はありますか?

ペットから人に新型コロナウイルスが感染した事例はありますか?
家族全員が犬と触れ合っている毎日です。普段の生活で気をつけることはありますか?

これまでのところ、新型コロナウイルスがペット(犬・猫)から人に感染した事例は報告されていません。過剰な心配は必要ありません。
しかしながら動物由来感染症の予防のため、特にコロナと言う事では無く普段の生活でも、ペットに接触した後は、手洗いや手指用アルコールでの消毒等を行うようにしてください。
特にペットの体調が悪い場合は、できる限り不必要な接触を控えましょう。

参考:厚生労働省HP

自分が新型コロナウイルスに感染した場合、ペットの世話はどうしたらよいですか?

自分が新型コロナウイルスに感染した場合、ペットの世話はどうしたらよいですか?
一人暮らしで猫を飼っています。自分が感染してしまった時に、ペットの世話をどうしたらよいか不安です。

あなたが病院等、隔離された場所に行かなければならない場合には、安心してペットのお世話が頼める人に預けましょう。
あなたとペットが室内で一緒に生活していたのであれば、患者であるあなたが暮らしていた部屋にペットを残し、お世話に通ってもらう方法は、感染対策上お勧めできません。

ペットを預ける場合、念のために、被毛を洗浄するか、またはペットと接する際にはマスクやグローブをつけてもらい、お世話をした後は、丁寧な手洗いを励行するようにお伝えください。

また、ぜひかかりつけの動物病院に相談してください。私の病院ではこのような状況を踏まえて事前にお預かり時の詳細なルールを決めて受け入れ準備をしています。

参考:東京都獣医師会HP

今年の狂犬病ワクチン接種はどうなりますか?

今年の狂犬病ワクチン接種はどうなりますか?
犬と暮らしていますが、新型コロナウイルス感染拡大の中、狂犬病のワクチンは6月30日までに打たないといけないのですか?

犬を飼育されている方は、狂犬病予防法に基づき毎年4月1日から6月30日までの期間に予防注射を受けることとされています。
しかし、今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等を踏まえ、感染症のまん延防止の観点から7月以降に受けることも可能とする方向で厚生労働省で検討を進めています。
動物病院を受診する際は待合室での混雑を避けるため事前に電話連絡で相談するなど、集団感染を防ぐための配慮をよろしくお願いします。

参考:厚生労働省HP

犬を散歩に連れて行く際に、気を付けるべきことはありますか。

新型コロナウイルス感染が増えている中、犬を散歩に連れて行く際に、気を付けるべきことはありますか?

犬はぜひ散歩に連れていってあげてください。
散歩に行く際は、人があまりいない時間や場所を選びましょう。
ドッグランなど、不特定の人や犬が集まる場所へ出かけることは控えましょう。

<散歩に出掛ける時の注意点>

  • 出掛ける時にはご家族さまはマスクを着用しましょう。 
  • 他人との距離は2m程度はあけましょう(ソーシャルディスタンス)。
  • お友達に出会っても、極力話し込むことはやめましょう。話すときには距離を取りましょう。
  • 排泄物を処理するときは衛生的に行いましょう。排便はもちろん持ち帰りましょう。
  • 厚生労働省が推奨している一般的な感染症対策や健康管理を心がけて下さい。

<散歩から帰ったら>

ご家族さまは帰宅後、手洗いとうがいをしましょう。
散歩後、犬の足や体はよく拭きましょう。定期的にシャンプーを行うことも大切です。
子犬に関してはこんな時のために、犬の大きさにかかわらず室内で排泄できるようにしつけておくことも大切です。

外出できない時、家での過ごし方やストレス解消法はありますか。

外出できない時、家での過ごし方やストレス解消法はありますか?
梅雨の季節や真夏の暑い日は、お散歩に連れていけない日も多くなりそうです。

室内での遊びを工夫してみましょう。かくれんぼや、宝探しなど、今までやらなかった事にチャレンジしてみませんか。
音の刺激や嗅覚を利用すると、わんちゃんと楽しい時間を過ごせます。

市販の知育トイを使ったり、身近にあるペットボトルや空き箱を利用して新しいおもちゃを作ってみるのもいいですね。
その場合はおもちゃを破壊して怪我をしたり、誤食したりしないように注意してください。
ボール遊びや追いかけっこなども楽しいですが、フローリングの上で転んで骨折や靭帯の損傷などの大事故につながることもあるので、注意しながら遊んであげてください。

楽しく遊んだ後は、ブラッシングや歯磨きマッサージなどをいつもより時間をかけて行い、わんちゃんをリラックスさせてあげるとよいでしょう。

<この機会にエクササイズにチャレンジ>

退屈は問題行動を起こす原因にもなります。そんな時こそ、新たにエクササイズやトレーニングを一緒に試してみてはいかがでしょう。
Team HOPEでは、自宅で誰でも簡単にできるエクササイズを作りました。
ペットと一緒に楽しく筋トレやストレッチをしてみませんか。筋力が低下してきた高齢犬でも安心してできるので、ぜひお試しください。

Team HOPEふれあいエクササイズ

 

【コンテンツ全体の監修】
Team HOPE代表、犬山動物総合医療センター代表

太田亟慈(じょうじ)

一般社団法人Team HOPE代表、犬山動物総合医療センター代表  獣医師 獣医学博士 D.V.M. Ph.D 動物病院業界も大きく変わり、獣医療も日進月歩の速さで進んでいます。 動物たちが「健康で美しく長生きできる社会」を目指して、 医療だけではなく様々な形で社会に貢献したいと考えております。