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ペットの健康コラム

ペットと暮らす獣医師からのアドバイス(19)
かかりつけ獣医師はいますか

毎週金曜日に産経新聞の生活面に掲載される、Team HOPE獣医師のリレーコラム、第19回目が掲載されました。
Team HOPE関西地区委員長、エルザ動物医療センター院長 長谷隆司がお伝えします。

 動物の健康管理は人の健康管理よりも難しい面があります。人間の赤ちゃんの健康管理と似ているところがあるかもしれません。
 なぜなら、言葉を話せない動物は、自分で調子が悪いことを飼い主に伝えることができません。多少悪いところがあっても表面には出さないため、飼い主からは問題がないように見えてしまうことが多いからです。
 その結果、明らかに食欲や元気が無くなって初めて動物病院を受診し、そのときにはすでに病気が進行しているというケースがよくあります。
 そんなとき、私たち獣医師がよく耳にするのが、「急にこんなことになるのですか?」と驚く飼い主の言葉です。
 犬や猫は人間の4~5倍の速度で年をとりますので、それだけ老化の進行も速いことになります。しかし、突発性の場合を除いて、一般的な病気は徐々に進行することも多く、定期的に健康診断を受けていれば、重症化する前に病気を見つけられたというケースは少なくありません。
 動物の健康管理のポイントは、わずかなサインを見逃さないように普段から注意しておくことです。そのためには健康診断を定期的に受けて、専門家の目によって健康状態を確かめておくと安心です。
 明らかな病気ではないときにでも気軽に受診でき、わずかな異常についても相談できるかかりつけの獣医師を見つけておくことをお勧めします。
 動物病院の規模や設備よりも、「何でも相談できる獣医師がいること」が重要なポイントになります。十分なケアをしてくれるかかりつけ獣医師がいれば、急な体調不良にも迅速に対応してもらえるでしょう。

(産経新聞 平成29年1月20日付)

 

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