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ペットの健康コラム

ペットと暮らす獣医師からのアドバイス(14)
猫のトイレトレーニング

毎週金曜日に産経新聞の生活面に掲載される、Team HOPE獣医師のリレーコラム、第14回目が掲載されました。
Team HOPE中部地区委員、青山動物病院 青山幸利がお伝えします。

 猫のトイレトレーニングは、犬より比較的簡単といわれています。排泄(はいせつ)の兆候が見られたときにトイレへ連れて行き、その場所で排泄ができれば、その1回で覚えてくれることがほとんどだからです。
 しかし、排泄場所を気に入らなかった場合、なかなかトイレを覚えてくれないことがあります。そこで、猫用トイレを準備するにあたってのポイントをお伝えします。
 まずはトイレの砂についてです。猫の好みが分かれるところですが、基本的には粒が細かく、臭いがないものを好むようです。
 次にトイレの広さ。猫は広めのトイレを好むことが多いです。狭いトイレでは十分に排泄できないため、最低でも猫の体長分の大きさは確保しましょう。
 トイレの形状も重要です。ポイントとしては、屋根付きと屋根なしのどちらを選ぶかです。猫は臭いがこもるのを嫌がるため、屋根なしのタイプが好まれるようです。しかし、屋根があるほうが落ち着くという猫もいますので、うまくいかない場合は別のタイプを試してもいいでしょう。
 見逃しがちなのが、トイレの個数。基本は、飼っている猫の数+1個が良いと思います。猫はきれい好きなので、常に清潔なトイレを好みます。
 猫たちは、一度トイレの場所を覚えると失敗することはほとんどありません。もし、飼っている猫がトイレに失敗するようになったなどの変化があれば、それは病気のサインかもしれません。早めに、動物病院を受診することをお勧めします。

(産経新聞 平成28年12月2日付)