冬にかかりがちな病気や、それを予防するためにどんなことができるのか教えてください

寒い時期は人も体調を崩しやすいと思うのですが、猫もそうなのでしょうか?冬にかかりがちな病気や、それを予防するためにどんなことができるのか教えてください。 そらくん(MIX・7歳)アメリちゃん・カヌレちゃん(MIX・4歳)

 

冬の病気を予防するために

冬はやはり乾燥しやすいためFVR(ヘルペスウイルによるウイルス性鼻気管炎)、下部尿路疾患(膀胱炎、雄で多い尿道閉塞)、肥大型心筋症などが考えられます。予防に関しては加湿器などを使用して湿度を保ったり、今現在問題となっているコロナと同じで環境中のウイルス除去を行ったり、また急激な温度差にならないように温度管理をするといいと思われます。

洋服をいやがる時には

猫ちゃんの場合は洋服を嫌うケースが多いですが好む猫ちゃんもいるので嫌がらない子であれば洋服を着させたり、嫌がるケースでは毛布やクッションなどを用意したりして寒暖差対策を行うといいのではないかと思います。ただ、こういったものを使用する際は毛玉やこまめに交換して汚れによる感染症などの二次的な病気を起こさないように気を付けてください。

 

関連ページ

にゃんにゃん応援団 「そらくん、アメリちゃん&カヌレくん」

設問カテゴリ
家庭で健康管理
回答者のプロフィール
Team HOPE中部地区 犬山動物総合医療センター 獣医師
太田 理造

愛知県春日井市出身。幼稚園から名古屋市、春日井市、三重県、神奈川県と様々な場所を転々とし学びました。
両親、祖父、親戚と獣医一家で育ったため生まれた時から動物と生活していました。むしろ両親は忙しく仕事をしていましたので犬猫に育てられました。
そういった環境で生活していたので犬猫爬虫類すべての生き物が家族と思っております。その家族が生涯健康で過ごせるように予防医療を頑張り、Team Hopeを盛り上げて広めていきたいと思います。